(1)現在形と未来形
一般動詞の活用の例として初級編で挙げた動詞は、混乱を避けるためにわざと完了体と不完了体が同じ形のものを選んでいました。
実際のところ、ブルガリア語の動詞は完了体と不完了体とで違う形になっているものが多いです。
そこで、「完了と不完了って何?」「どう使い分けるの?」というところを説明していきたいと思います。
<完了と不完了って何?>
・ 動作を最後までやり遂げるかどうかわからない状態=「不完了」
・ 動作を最後までやり遂げた状態=「完了」
これが完了・不完了を説明する基本の部分です。でもこの説明だけじゃ、なんのことだかわからないですね。
<どう使い分けるの?>
1.現在行われている動作には不完了体を使います。
2.繰り返し行われる動作には不完了体を使います。
3. ただし、да の後( да 動詞)、 ще (未来形の助動詞)の後には完了体を使います。
上の三つは現在形あるいは未来形についてです。過去形や命令形についてはまた別のページに書く予定です。
では、一つずつ説明していきますね。
1.現在行われている動作には不完了体を使います。
Чувам те.
(あなたの言っていることは)聞こえていますよ。I hear you. /I can hear you.
聞く、聞こえる: 不完了
чувам
/ 完了
чуя
2.繰り返し行われる動作には不完了体を使います。
「毎日」「いつも」などの習慣や頻度を表す言葉とともに使われます。
Ставам в седем часа всеки ден.
私は毎日7時に起きます。I get up at seven o'clock every day.
起きる: 不完了
ставам
/ 完了
стана
3. ただし、да の後( да 動詞)、 ще (未来形の助動詞)の後には完了体を使います。
да 動詞の例としては、искам да, мога да, трябва да などがあります。
Искам да стана в седем часа.
7時に起きたいです。I want to get up at seven o'clock.
Влакът ще тръгва в седем часа утре сутрин.
その列車は明日の朝7時に出発します。The train will depart at seven o'clock tomorrow morning.
出発する: 不完了
тръгвам/ 完了
тръгна
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”動作を最後までやり遂げた状態=「完了」”だと書いたばかりなのに、「〜したい」とか「未来形」とかだと動作がきちんと終了するかどうかわからないですよね?
現在形の場合、「да の後、 ще の後には完了体を使う」と規則的に覚えたほうが良いみたいです。
過去形の場合、「動作が完了するかしないか」の争点がもっと厳密に関わってきます。
過去形と命令形に関しては、完了・不完了のどちらを使うのかによって微妙にニュアンスが変わるようです。いずれの機会になるべくわかりやすいように説明してみたいと思っています(いつになるかはわかりませんが...)。
過去形について今の時点でちょこっと書いておきたいのは、
完了体と不完了体
(2)過去形
1.単純な過去「〜しました。」は完了体を使います。
Аз ходих у Мая вчера.
I went to Maya's place yesterday.
昨日マーヤの家に行きました。
Купих много картофи вчера.
昨日じゃがいもをたくさん買いました。I bought a lot of potatos yesterday.
買う: 不完了
купувам / 完了
купя
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上の例文では、わかりやすくするために主語を Аз に統一しています。主語自体は省略した形で書いていますので、慣れるようにしていってくださいね。
<新しい単語>
влак[ヴラック/vlak] ---- 列車、電車(
влакътは定冠詞形)